ことわざクイズ
ことわざクイズ 間違えやすい言葉と言い回し
「敷居が高い」「破天荒」「檄を飛ばす」「姑息」「憮然」「さわり」「時を分かたず」の本来の意味と、「取り付く島がない」「押しも押されもせぬ」「お眼鏡にかなう」の本来の言い方をたずねるクイズです。文化庁の「国語に関する世論調査」で、意味や言い方が人によって分かれた言葉ばかりです。解説に、その言葉の意味を添えています。かっこの中は読み方です。全10問、全問に声かけ例が付いています。
10問・3択・約20分|全問に声かけ例つき
第1問
「あそこは敷居(しきい)が高い」。「敷居が高い」は、もともとは、どんな意味の言葉でしょう?
- 1相手に不義理をしてしまい、行きにくい
- 2高級すぎたり、上品すぎたりして、入りにくい
- 3敷居をまたぐのが大変で、段差が気になる
こたえ1 相手に不義理をしてしまい、行きにくい
解説
相手に不義理などをしてしまい、行きにくい、という意味です。文化庁のことば食堂では、「高級すぎて入りにくい」は本来の意味ではないと紹介されています。調査では、本来の意味を選んだ人が42.1%、「高級すぎて入りにくい」を選んだ人が45.6%でした。
声かけ例
「子どものころ、ご家庭の敷居のあたりでは、どんなことを言われていましたか?」
第2問
「彼の人生は破天荒(はてんこう)だった」。「破天荒」は、もともとは、どんな意味の言葉でしょう?
- 1豪快で、大胆なこと
- 2荒っぽくて、乱暴なこと
- 3だれも成し得なかったことをすること
こたえ3 だれも成し得なかったことをすること
解説
だれも成し得なかったことをすること、という意味です。文化庁の調査(平成20年度)では、「豪快で大胆な様子」と答えた人が64.2%、本来の意味を選んだ人は16.9%でした。
声かけ例
「世の中で初めてのことが話題になると、そのころのご家庭では、その話はどう広がりましたか?」
第3問
「檄(げき)を飛ばす」は、もともとは、どんな意味の言葉でしょう?
- 1元気のない人に刺激を与えて、活気づける
- 2自分の主張や考えを広く人々に知らせて、同意を求める
- 3大声でしかって、急いで動かせる
こたえ2 自分の主張や考えを広く人々に知らせて、同意を求める
解説
自分の主張や考えを、広く人々に知らせて同意を求めること、という意味です。文化庁の調査(平成15年度)では、「元気のない者に刺激を与えて活気づける」と答えた人が74.1%で、本来の意味を選んだ人は14.6%でした。
声かけ例
「大事な知らせがあった日は、このあたりでは、まわりの様子はふだんとどう違うものでしたか?」
第4問
「姑息(こそく)な手段」の「姑息」は、もともとは、どんな意味の言葉でしょう?
- 1ひきょうなこと
- 2おくびょうで、気が小さいこと
- 3一時しのぎ
こたえ3 一時しのぎ
解説
「一時しのぎ」という意味です。文化庁の調査(平成15年度)では、「ひきょうな」と答えた人が69.8%で、本来の意味を選んだ人は12.5%でした。
声かけ例
「ご家庭で、ありあわせのもので間に合わせた食事が出てくると、どんなやりとりがありましたか?」
第5問
「憮然(ぶぜん)として立ち去った」。「憮然」は、もともとは、どんな様子をいう言葉でしょう?
- 1失望して、ぼんやりしている様子
- 2腹を立てている様子
- 3うれしくて、はしゃいでいる様子
こたえ1 失望して、ぼんやりしている様子
解説
失望して、ぼんやりとしている様子、という意味です。文化庁の調査(平成19年度)では、「腹を立てている様子」と答えた人が70.8%で、本来の意味を選んだ人は17.1%でした。
声かけ例
「楽しみにしていた日が雨になると、子どものころのご家庭では、どう過ごしましたか?」
第6問
「話のさわりだけ聞かせる」。この「さわり」は、もともとは、どんな意味の言葉でしょう?
- 1話などの最初の部分のこと
- 2話などの要点のこと
- 3話などの終わりの部分のこと
こたえ2 話などの要点のこと
解説
話などの要点のこと、という意味です。文化庁の調査(平成19年度)では、「最初の部分のこと」と答えた人が55.0%で、本来の意味を選んだ人は35.1%でした。
声かけ例
「ご家庭やこのあたりで、みんなが話に聞き入っていると、そのあとの会話はどう続くものでしたか?」
第7問
「時を分かたず(ときをわかたず)、厳重な警備が行われた」。「時を分かたず」は、もともとは、どんな意味の言葉でしょう?
- 1すぐに
- 2しばらくしてから
- 3いつも
こたえ3 いつも
解説
「いつも」という意味です。文化庁の調査(平成20年度)では、「すぐに」と答えた人が66.8%で、本来の意味を選んだ人は14.1%でした。
声かけ例
「ご家庭では、一日のうちいつも聞こえていた音から、どんなことを思い浮かべますか?」
第8問
つっけんどんで、相手を気にかける様子が見られないことを、本来はどう言うでしょう?
- 1取り付く島がない
- 2取り付く暇がない
- 3取り付く場がない
こたえ1 取り付く島がない
解説
本来の言い方は「取り付く島がない」です。文化庁の調査(平成15年度)では、「取り付く島がない」を使う人が44.4%、「取り付く暇がない」を使う人が42.0%と、わずかな差でした。
声かけ例
「子どものころ、このあたりで知らない人が訪ねてくると、まわりの人はどう受け答えしていましたか?」
第9問
実力があって堂々としている様子を、本来はどう言うでしょう?
- 1押しも押されぬ
- 2押しも押されもせぬ
- 3押すも押されるもない
こたえ2 押しも押されもせぬ
解説
本来の言い方は「押しも押されもせぬ」です。文化庁の調査(平成15年度)では、「押しも押されぬ」を使う人が51.4%で、「押しも押されもせぬ」を使う人は36.9%でした。
声かけ例
「このあたりで、みんなが話を聞きに行く人は、ふだんどんな振る舞いをされる方でしたか?」
第10問
目上の人に気に入られることを、本来はどう言うでしょう?
- 1お眼鏡にかなう
- 2お目にかなう
- 3お目当てにかなう
こたえ1 お眼鏡にかなう
解説
本来の言い方は「お眼鏡にかなう」とされています。文化庁の調査(平成20年度)では、「お眼鏡にかなう」を使う人が45.1%、「お目にかなう」を使う人が39.5%でした。
声かけ例
「子どものころ、このあたりで年上の方に気に入られている人を見ると、まわりはどう接していましたか?」
声かけ例の使い方
正解を言ったあとに、そのまま読み上げてください。答え合わせで終わらせず、その場の会話につなげるための一言です。 知識を問い直すのではなく、その方の経験を聞く形にしてあります。正解・不正解には触れないので、外した方にも同じように聞けます。
このサイトのクイズは、脳トレや会話のきっかけとして使うものです。認知症の予防や治療の効果をうたうものではありません。