ことわざクイズ
ことわざクイズ 雨模様・役不足と畑の言い伝え
雨模様・やおら・奇特・役不足・割愛・耳ざわりの「もともとの意味」と、ごぼうの種まき、ブリ、煙や遠い山で天気を見る言い伝えをたずねるクイズです。普段なにげなく使っている言葉が、じつは違う意味だったかもしれません。解説に、その言葉の意味を添えています。かっこの中は読み方です。全10問、全問に声かけ例が付いています。
10問・3択・約20分|全問に声かけ例つき
第1問
「ごぼうの○○は柿の葉三枚」ということわざがあります。柿の木の芽に葉が3枚ほど開いたころが、ごぼうを育てる何の目安だったでしょう?
- 1収穫する時期
- 2肥料をやる時期
- 3種をまく時期
こたえ3 種をまく時期
解説
種をまく時期です。柿の木の芽に葉が3枚ほど開いたころに、ゴボウの種をまくとよい、という教えです。「ごぼうの種まきは柿の葉三枚」といいます。
声かけ例
「春先、このあたりの景色は、どんなふうに変わっていきましたか?」
第2問
天気のことわざです。「煙が東に流れると○○、西に流れると雨」。○○に入るのはどれでしょう?
- 1晴れ
- 2くもり
- 3雪
こたえ1 晴れ
解説
晴れです。秋田地方気象台のことわざのページに、煙が東に流れると晴れ、西に流れると雨、と紹介されています。ことわざは、科学的な天気予報が始まる前から、人々が天気を予想するために伝えてきた経験則です。
声かけ例
「このあたりでは、空や煙を見て、その日の天気をどう話していましたか?」
第3問
天気のことわざです。「遠い山が近くに見えると○○」。○○に入るのはどれでしょう?
- 1くもり
- 2雨
- 3風が強まる
こたえ2 雨
解説
雨です。秋田地方気象台のことわざのページに、遠い山が近くに見えると雨、と紹介されています。
声かけ例
「子どものころ、遠くの景色がくっきり見えたのは、どんな日でしたか?」
第4問
「ぶりは北風がふいて後にくる」。昔は、どんなときにとれたブリがおいしいといわれていたでしょう?
- 1冷たい風がふいて、海が荒れたとき
- 2暖かい風がふいて、海がおだやかなとき
- 3雨が続いて、海の水がにごったとき
こたえ1 冷たい風がふいて、海が荒れたとき
解説
冷たい季節風がふいて、海が荒れたときです。農林水産省のページに、そのときにとれたブリがおいしいといわれていた、と紹介されています。
声かけ例
「このあたりでは、冬の魚といえば、どんな食べ方が楽しみでしたか?」
第5問
「雨模様(あめもよう)」は、もともとは、どんな様子をさす言葉でしょう?
- 1小雨が降ったりやんだりしている様子
- 2雨が降りそうな様子
- 3雨が激しく降っている様子
こたえ2 雨が降りそうな様子
解説
雨が降りそうな様子です。まだ雨が降っていないときに使う言い方で、もとは「雨もよい」、つまり「雨を催す(これから降りそうになる)」という意味でした。「雪模様」も同じ意味です。小雨が降ったりやんだりしている様子と思う人のほうが、調査では多くなっています。
声かけ例
「空がどんよりしてくると、ご家庭ではどんな声が出ましたか?」
第6問
「やおら立ち上がる」。この「やおら」は、本来、どんな立ち上がり方をいう言葉でしょう?
- 1急に、いきなり
- 2いそいそと
- 3ゆっくりと
こたえ3 ゆっくりと
解説
ゆっくりと、という意味です。「源氏物語」などの古い作品にも見られる言葉です。「急に、いきなり」の意味だと思う人のほうが、平成18年度の調査では少し多くなっていました(急に43.7%、ゆっくり40.5%)。
声かけ例
「ゆったり構えている方といえば、このあたりではどんな方でしたか?」
第7問
「耳ざわり」は、もともとは、どんな意味の言葉でしょう?
- 1聞いていて、いやな感じがすること
- 2聞いたときの感じ、印象
- 3聞いて心地よいこと
こたえ1 聞いていて、いやな感じがすること
解説
聞いていて耳に障ること、つまり聞いていやな感じがすることです。もとは「聞いて気に障る様子」「聞いて嫌な感じがする様子」のことで、「耳障り」と書くのが伝統的でした。「手触り」「肌触り」のように考えて、聞いて心地よい場合にも使う人がいて、理解が分かれています。
声かけ例
「このあたりでは、夕方になると、何が聞こえてきましたか?」
第8問
「奇特(きとく)な人」の「奇特」は、もともとは、どんな意味の言葉でしょう?
- 1奇妙で珍しいこと
- 2優れてほかと違って感心なこと
- 3とても礼儀正しいこと
こたえ2 優れてほかと違って感心なこと
解説
優れてほかと違って感心なこと、という意味です。「奇妙で珍しいこと」と受け取る人もいます。「奇」の字が「奇妙」「奇抜」「奇怪」などの言葉にも使われるので、それらの意味が影響していることなどが考えられる、とされています。
声かけ例
「このあたりでは、人のために動く方は、何をなさっていましたか?」
第9問
「この役は役不足です」。本来の意味で、この言葉を使うのは、どんなときでしょう?
- 1役が自分の力量より重いとき
- 2自分の力量が足りないとき
- 3役が自分の力量より軽いとき
こたえ3 役が自分の力量より軽いとき
解説
役が自分の力量より軽いとき、つまり本人の力量に対して役目が軽すぎることです。「役目が重すぎる」と受け取る人のほうが多く、平成24年度の調査では51.0%でした(本来の意味は41.6%)。「力不足」「力量不足」という言葉と混ざりやすいためと考えられています。
声かけ例
「子どものころの行事で、役が決まるときは、どんなふうに盛り上がりましたか?」
第10問
「割愛(かつあい)する」は、もともとは、どんな意味の言葉でしょう?
- 1惜しいと思うものを手放す
- 2不必要なものを切り捨てる
- 3簡単に省略する
こたえ1 惜しいと思うものを手放す
解説
惜しいと思うものを手放す、という意味です。もとは仏教の用語で、人や物事への愛着の気持ちを断ち切ることをいいました。「不必要なものを切り捨てる」と受け取る人が、平成23年度の調査では6割を超えていました。
声かけ例
「子どものころ、大事にしていたものは、ご家庭ではどんなふうにしまっていましたか?」
声かけ例の使い方
正解を言ったあとに、そのまま読み上げてください。答え合わせで終わらせず、その場の会話につなげるための一言です。 知識を問い直すのではなく、その方の経験を聞く形にしてあります。正解・不正解には触れないので、外した方にも同じように聞けます。
このサイトのクイズは、脳トレや会話のきっかけとして使うものです。認知症の予防や治療の効果をうたうものではありません。