ことわざクイズ
ことわざクイズ 言い回しの本来の形
「白羽の矢が立つ」「言葉を濁す」「的を射る」「伝家の宝刀」「食指が動く」「二つ返事」「足をすくわれる」「采配を振る」「舌先三寸」の本来の言い方と、「なし崩し」の本来の意味をたずねるクイズです。文化庁の「国語に関する世論調査」で、本来とは違う形で使う人が少なくない言葉ばかりです。解説に、調査の結果を添えています。全10問、全問に声かけ例が付いています。
10問・3択・約20分|全問に声かけ例つき
第1問
多くの中から選び出されることを、「白羽(しらは)の矢が○○」といいます。本来の言い方はどれでしょう?
- 1白羽の矢が当たる
- 2白羽の矢が立つ
- 3白羽の矢が飛ぶ
こたえ2 白羽の矢が立つ
解説
「白羽の矢が立つ」です。辞書などで本来の言い方とされています。平成29年度の文化庁の調査では、「白羽の矢が立つ」を使う人が75.5%、「白羽の矢が当たる」は15.1%でした。
声かけ例
「町内で何か役が回ってくると、まわりの人はどんな声をかけていましたか?」
第2問
はっきりと言わない、あいまいな言い方を、本来はどう言うでしょう?
- 1口を濁す
- 2声を濁す
- 3言葉を濁す
こたえ3 言葉を濁す
解説
「言葉を濁す」です。辞書などで本来の言い方とされています。平成28年度の文化庁の調査では、「言葉を濁す」を使う人が74.3%、「口を濁す」は17.5%でした。
声かけ例
「言いにくい話を切り出すとき、子どものころのまわりの大人はどうしていましたか?」
第3問
物事のいちばん大事な点を、確実にとらえることを、本来はどう言うでしょう?
- 1的(まと)を射(い)る
- 2的を得る
- 3的を貫く
こたえ1 的(まと)を射(い)る
解説
「的を射る」です。辞書などで本来の言い方とされています。平成24年度の文化庁の調査では、「的を射る」を使う人が52.4%、「的を得る」は40.8%でした。平成15年度の調査では「的を得る」のほうが多く、今回は入れ替わっています。
声かけ例
「的に何かを当てて遊ぶ子どもたちの姿は、このあたりでは、どのように見かけましたか?」
第4問
いよいよというときに使う、とっておきの手段を、「○○の宝刀(ほうとう)を抜く」といいます。本来の言い方はどれでしょう?
- 1伝家(でんか)の宝刀
- 2天下(てんか)の宝刀
- 3秘伝(ひでん)の宝刀
こたえ1 伝家(でんか)の宝刀
解説
「伝家の宝刀」です。辞書などで本来の言い方とされています。平成24年度の文化庁の調査では、全ての年代で「伝家の宝刀」を使う人が「天下の宝刀」を使う人を上回りました。
声かけ例
「お客さんが見えると、ご家庭の中は、普段とどんなところが違っていましたか?」
第5問
何かを食べたくなる、転じて、してみようという気になることを、本来はどう言うでしょう?
- 1食指(しょくし)が向く
- 2食指をそそられる
- 3食指が動く
こたえ3 食指が動く
解説
「食指が動く」です。辞書などで本来の言い方とされています。平成23年度の文化庁の調査では、「食指が動く」を使う人が38.1%、「食指をそそられる」は31.4%でした。
声かけ例
「おやつの時間が近づくと、子どものころ、家の中はどんなようすでしたか?」
第6問
快く引き受けることを、本来はどう言うでしょう?
- 1一つ返事
- 2二つ返事
- 3三つ返事
こたえ2 二つ返事
解説
「二つ返事」です。辞書などで本来の言い方とされています。平成23年度の文化庁の調査では、「一つ返事」が46.4%、「二つ返事」が42.9%で、ほぼ半々でした。
声かけ例
「このあたりでは、近所の人に手を貸してほしいとき、どんなふうに声をかけ合っていましたか?」
第7問
卑劣(ひれつ)なやり方で、失敗させられることを、本来はどう言うでしょう?
- 1足下(あしもと)をすくわれる
- 2腰をすくわれる
- 3足をすくわれる
こたえ3 足をすくわれる
解説
「足をすくわれる」です。辞書などで本来の言い方とされています。平成28年度の文化庁の調査では、「足下をすくわれる」を使う人が64.4%、「足をすくわれる」が26.3%でした。
声かけ例
「うまくいかなかった日に、まわりの人がかけてくれた言葉は、どのようなものでしたか?」
第8問
みんなに指図を与えて、指揮することを、本来はどう言うでしょう?
- 1采配(さいはい)を振るう
- 2采配を振る
- 3采配を打つ
こたえ2 采配を振る
解説
「采配を振る」です。辞書などで本来の言い方とされています。平成29年度の文化庁の調査では、「采配を振るう」を使う人が56.9%、「采配を振る」が32.2%でした。
声かけ例
「町内の行事で、みんなをまとめる人は、どのように声をかけていましたか?」
第9問
本心ではない、うわべだけの巧みな言葉を、本来はどう言うでしょう?
- 1舌先(したさき)三寸
- 2口先三寸
- 3唇先三寸
こたえ1 舌先(したさき)三寸
解説
「舌先三寸」です。辞書などで本来の言い方とされています。平成23年度の文化庁の調査では、「口先三寸」を使う人が56.7%、「舌先三寸」が23.3%でした。
声かけ例
「昔の市場で、売り手の呼び声や口上は、どんなふうに聞こえてきましたか?」
第10問
「なし崩し」は、もともとは、どんな意味の言葉でしょう?
- 1なかったことにすること
- 2少しずつ返していくこと
- 3いきなり全部やめること
こたえ2 少しずつ返していくこと
解説
「少しずつ返していくこと」です。辞書などで本来の意味とされています。平成29年度の文化庁の調査では、「なかったことにすること」を選んだ人が65.6%、「少しずつ返していくこと」が19.5%でした。
声かけ例
「いただきものをしたら、このあたりでは、お返しをどのようにするものでしたか?」
声かけ例の使い方
正解を言ったあとに、そのまま読み上げてください。答え合わせで終わらせず、その場の会話につなげるための一言です。 知識を問い直すのではなく、その方の経験を聞く形にしてあります。正解・不正解には触れないので、外した方にも同じように聞けます。
このサイトのクイズは、脳トレや会話のきっかけとして使うものです。認知症の予防や治療の効果をうたうものではありません。