ことわざクイズ
ことわざクイズ 天気と暮らしと本来の意味
天気の言い伝え、野菜や魚やお茶にまつわることわざ、そして「もともとはどういう意味だったか」をたずねるクイズです。猫や虹や雪の音で天気を占う言い伝えから、大根の葉やぶりのことわざ、煮詰まる・御の字・手をこまねくまで、暮らしのなかで使ってきた言葉を集めました。解説に、その言葉の意味を添えています。かっこの中は読み方です。全10問、全問に声かけ例が付いています。
10問・3択・約20分|全問に声かけ例つき
第1問
天気のことわざです。「猫が顔を洗うと○○」。○○に入るのはどれでしょう?
- 1晴れ
- 2雨
- 3雪
こたえ2 雨
解説
雨です。猫が顔を洗ったり、耳をこすったりすると雨になる、といわれる天気のことわざです。ただし、天気のことわざは、いつも当たるとは限りません。
声かけ例
「庭先で猫や鳥がいつもと違うようすだったとき、ご家庭では何が話題になりましたか?」
第2問
天気のことわざです。「雪を踏んでキュッキュッと音がすると、○○」。○○に入るのはどれでしょう?
- 1寒くなる
- 2雨になる
- 3雪が深くなる
こたえ1 寒くなる
解説
寒くなる、といわれます。雪を踏んだときにキュッキュッと音がすると、これから寒くなる、という天気のことわざです。
声かけ例
「冬の寒さが厳しくなると、家のなかでは、どんな声が聞こえてくるものでしたか?」
第3問
天気のことわざです。「朝にじ(朝の虹)は雨、夕にじ(夕方の虹)は○○」。○○に入るのはどれでしょう?
- 1雨
- 2晴れ
- 3くもり
こたえ2 晴れ
解説
晴れです。「朝にじは雨、夕にじは晴れ」といって、朝に虹が出ると雨、夕方に虹が出ると晴れ、といわれる天気のことわざです。
声かけ例
「夕方の空を見上げた人たちは、このあたりでは、どう過ごしていましたか?」
第4問
「大根食ったら菜(な)っぱ干(ほ)せ」。これは、どんな意味のことわざでしょう?
- 1ふだん捨てるようなものでも、まさかの時には役に立つ
- 2ごちそうのあとは、質素なものでしめくくるのがよい
- 3大根の葉は、先に食べてしまうのがよい
こたえ1 ふだん捨てるようなものでも、まさかの時には役に立つ
解説
ふだん捨てるようなものでも、まさかの時には役に立つ、という意味です。大根の葉のように、いつもは捨ててしまうものを指します。大根の葉にはビタミン類やカルシウムなどの栄養がたっぷりある、と農林水産省のページにあります。
声かけ例
「大根の葉っぱは、このあたりでは、どんなふうにして食卓に出てきましたか?」
第5問
「宵越(よいご)しの茶は飲むな」。一晩おいたお茶を飲むなといわれるのは、お茶がどうなっているからでしょう?
- 1色がすっかり薄くなってしまうから
- 2水が傷んで、すっぱくなってしまうから
- 3香りがなく、しぶい味が出ているから
こたえ3 香りがなく、しぶい味が出ているから
解説
香りがなく、しぶい味が出ているから、です。一晩おいたお茶は、香りがなくなり、しぶい味の成分が水にとけ出して、あまりおいしいものではありません。ことわざでは「毒だから飲まないように」という教えとして伝わっています。
声かけ例
「お茶の時間になると、ご家庭では、どなたが話の中心になることが多かったですか?」
第6問
「御の字」は、もともとは、どんな意味の言葉でしょう?
- 1大いに有り難いこと
- 2一応、納得できること
- 3ほめるほどでもない、ふつうのこと
こたえ1 大いに有り難いこと
解説
大いに有り難いこと、です。「御」は優れたものにつける言葉で、「御の字」は、御の字をつけたいほど有り難いもの、という意味から来ています。今は「一応、納得できる」という意味で使う人も多く、平成20年度の「国語に関する世論調査」では約51%でした。
声かけ例
「ご家庭では、思いがけず良いことが重なると、何と言い合って喜びましたか?」
第7問
「寒(かん)ぶり寒ぼら寒かれい」。農林水産省のページでは、ほとんどの魚が冬に脂(あぶら)がのるのは、何に備えるためとされているでしょう?
- 1夏の暑さをこえること
- 2冬の寒さをしのぐこと
- 3春に卵を産むこと
こたえ3 春に卵を産むこと
解説
春に卵を産むことに備えるため、とされています。「寒」は小寒から節分までのころのことで、そのころに味がよいといわれる魚が、ぶり・ぼら・かれいです。魚は季節によって体の成分が変わり、ほとんどの魚は卵を産む春に備えて、冬に脂がのります。
声かけ例
「冬の食卓に魚が出た日、このあたりでは、何を話しながら食べていましたか?」
第8問
「手をこまねく」は、もともとは、どんな意味の言葉でしょう?
- 1準備をして、待ちかまえること
- 2腕を組んで、何もせずに見ていること
- 3手で合図をして、人を呼ぶこと
こたえ2 腕を組んで、何もせずに見ていること
解説
腕を組んで、何もせずに見ていること、です。「こまねく」は腕を組むことです。「招く」と取りちがえて、準備をして待ちかまえる意味で使う人もいます。
声かけ例
「近所に困りごとがあると、このあたりでは、周りの人はどんなふうに手を貸していましたか?」
第9問
「煮詰(につ)まる」は、話し合いのときに使うと、もともとはどんな意味の言葉でしょう?
- 1行きづまって、結論が出せなくなること
- 2はじめからやり直しになること
- 3出つくして、結論の出る状態になること
こたえ3 出つくして、結論の出る状態になること
解説
話し合いが出つくして、結論の出る状態になること、です。煮物の汁が少なくなっていくように、結論を出す段階になることを言います。「行きづまる」と混ざって、40代を境に、若い世代では結論が出せない状態と受けとめる人が多いと、文化庁の資料にあります。
声かけ例
「煮物のにおいが台所から流れてくると、ご家庭ではどんなようすになりましたか?」
第10問
「世間(せけん)ずれ」は、もともとは、どんな意味の言葉でしょう?
- 1世の中の考えから、外れていること
- 2世の中を渡ってきて、ずる賢くなっていること
- 3世の中のことを、何も知らないこと
こたえ2 世の中を渡ってきて、ずる賢くなっていること
解説
世の中を渡ってきて、ずる賢くなっていること、です。「ずれ」は「擦れ」で、社会で人と接して摩擦を受けるうちに、もとの純真さを失う、という意味です。「世の中の考えから外れている」と取りちがえる人もいます。
声かけ例
「世の中へ出ていく前に、ご家庭では、何を言い聞かされましたか?」
声かけ例の使い方
正解を言ったあとに、そのまま読み上げてください。答え合わせで終わらせず、その場の会話につなげるための一言です。 知識を問い直すのではなく、その方の経験を聞く形にしてあります。正解・不正解には触れないので、外した方にも同じように聞けます。
このサイトのクイズは、脳トレや会話のきっかけとして使うものです。認知症の予防や治療の効果をうたうものではありません。