都道府県クイズ
都道府県クイズ ハレの日の食べものと言い伝え
甘納豆の赤飯、ひょう干しの煮物、笹寿司、しもつかれ、八丁味噌、めはりずし、神在月、嘘つき豆腐、遊山箱、豚肉正月など、お祝いの日の食べものと土地の言い伝えをたどる都道府県クイズです。全10問、全問に声かけ例が付いています。
10問・3択・約20分|全問に声かけ例つき
第1問
お祝いの日の「赤飯(せきはん)」に、小豆(あずき)ではなく甘納豆(あまなっとう)を使い、食紅(しょくべに)で赤い色をつけて、紅しょうがをそえる地域があります。どの都道府県でしょう?
- 1青森県
- 2北海道
- 3秋田県
こたえ2 北海道
解説
北海道です。ふつうは、もち米と小豆でつくる赤飯ですが、北海道では甘納豆を使い、赤い色は食紅で出して、仕上げに紅しょうがをそえます。札幌市の調理専門学校の創設者が考えたレシピが、料理講習会で紹介されて広まり、赤飯には甘納豆が当たり前になりました。
声かけ例
「お祝いの日のごはんが食卓に出ると、このあたりでは、まわりからどんな声があがりましたか?」
第2問
道ばたや畑に生えるスベリヒユ(ひょう)を、夏に摘んで天日(てんぴ)に干し、お正月に煮物にして食べます。「今年も“ひょっと”して良いことがありますように」と、縁起をかつぐ村山(むらやま)地域があるのは、どの県でしょう?
- 1宮城県
- 2福島県
- 3山形県
こたえ3 山形県
解説
山形県です。村山地域では、正月の行事食として「ひょう干しの煮物」が欠かせません。夏に摘んだひょう(スベリヒユ)を天日干しにして保存しておき、年始を迎えたときに、縁起を担ぎながら煮物などにして食べたといいます。
声かけ例
「お正月のお膳を前にして、このあたりでは、どんな言葉が交わされるものでしたか?」
第3問
笹(ささ)の葉の上に、すし飯と旬(しゅん)の具材をきれいに盛りつけた「笹寿司(ささずし)」。糸魚川(いといがわ)市では、青年会議所が7月7日を「笹ずしの日」に登録しています。糸魚川市があるのは、どの県でしょう?
- 1新潟県
- 2富山県
- 3石川県
こたえ1 新潟県
解説
新潟県です。糸魚川市に残る郷土料理で、主に祭りや祝いの席で食べられていました。市の青年会議所が毎年7月7日を「笹ずしの日」に登録して、この習慣を伝えています。
声かけ例
「祭りの日の食卓は、このあたりでは、ふだんの日とどう違っていましたか?」
第4問
正月に食べた塩引き鮭(しおびきざけ)の頭、節分のいり豆、大根、酒粕(さけかす)、油揚げなどの残りものを煮こみ、旧暦2月の初午(はつうま)に、お稲荷(いなり)さまにお供えする郷土料理「しもつかれ」。代表的な郷土料理とされるのは、どの県でしょう?
- 1静岡県
- 2栃木県
- 3山梨県
こたえ2 栃木県
解説
栃木県です。いまも県の大部分の地域で作られています。冷蔵庫もなく、運ぶ手段も乏しかった時代に、残りものを使って貴重な食材をむだにしない、先人の知恵が詰まった料理です。
声かけ例
「お正月が過ぎて食卓が落ち着くと、このあたりでは、台所からどんな音やにおいがするものでしたか?」
第5問
岡崎(おかざき)市の八帖(はっちょう)町地区の特産「八丁味噌(はっちょうみそ)」。三河(みかわ)武士は、これを焼き味噌にして、携行食(けいこうしょく)として常備していたといいます。どの県でしょう?
- 1三重県
- 2静岡県
- 3愛知県
こたえ3 愛知県
解説
愛知県です。八丁味噌に代表される豆味噌(赤味噌)は、愛知県の食に欠かせない調味料で、焼き味噌にしたり、味噌汁や、旬の野菜を煮こむ「煮味噌」にしたりして食べられてきました。
声かけ例
「お味噌汁の味は、近所のご家庭どうしで、どんなふうに違っていましたか?」
第6問
ごはんを、高菜(たかな)漬けの葉でくるんだ「めはりずし」。もともとは目を見張るほど大きくにぎられ、漁や山仕事の忙しい合間に、簡単に食べられるお弁当として重宝されました。どの都道府県の郷土料理でしょう?
- 1和歌山県
- 2滋賀県
- 3大阪府
こたえ1 和歌山県
解説
和歌山県です。県南部で、忙しい漁や山仕事の合間に簡単に食べられるお弁当として重宝されました。いまは食べやすい小ぶりのものが増え、中身も、刻んだ高菜漬けや梅干し、かつおぶしなど、いろいろです。
声かけ例
「おにぎりやお弁当が出てくる朝は、ご家庭でどんなようすでしたか?」
第7問
旧暦の10月は、全国では「神無月(かんなづき)」と呼ばれます。ところが、縁結びの神さま「大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)」をまつる出雲大社(いずもたいしゃ)のある出雲地方だけは、「神在月(かみありづき)」と呼ばれます。どの県でしょう?
- 1広島県
- 2島根県
- 3山口県
こたえ2 島根県
解説
島根県です。旧暦10月には、津々浦々の八百万(やおよろず)の神々が出雲大社に集まるとされ、神さまが出雲にいる月なので、出雲地方だけは神在月といいます。
声かけ例
「秋の夜長に、ご家庭ではどんなお話を聞かせてもらいましたか?」
第8問
毎年12月8日に豆腐を食べて、1年のあいだについた嘘(うそ)をすべて帳消し(ちょうけし)にする「嘘つき豆腐」という風習があります。江戸時代に藩主が「魚の代わりに豆腐を食べよ」と言ったことから、豆腐文化が根づいたといわれるのは、どの県でしょう?
- 1鳥取県
- 2兵庫県
- 3岡山県
こたえ1 鳥取県
解説
鳥取県です。江戸時代、鳥取藩の藩主・池田光仲が質素倹約を奨励して、「魚の代わりに豆腐を食べよ」とお触れを出したことから、城下町を中心に豆腐文化が広まったといわれます。12月8日の「嘘つき豆腐」も、この豆腐文化とつながる風習です。
声かけ例
「年の瀬が近づく12月、このあたりでは、豆腐はどのように食卓に出るものでしたか?」
第9問
引き出し式の三段重ねで、一段目に巻きずし、二段目に煮しめ、三段目にようかんなどの甘いものを入れる弁当箱「遊山箱(ゆさんばこ)」。江戸時代から伝わり、桃の節句や秋祭りの時期によく作られていたのは、どの県でしょう?
- 1香川県
- 2高知県
- 3徳島県
こたえ3 徳島県
解説
徳島県です。山や川、海の恵みを使った郷土料理を重箱に詰めたもので、桃の節句や秋祭りのほか、花見や海辺、川辺へ出かけるときにも作られました。入れる料理は、住んでいる地域や家庭によって違います。
声かけ例
「お祭りの日の子どもたちは、このあたりで、一日をどう過ごしていましたか?」
第10問
お正月に、味噌仕立ての「イナムドゥチ」や、お吸い物仕立ての「中身汁(なかみじる)」、「ソーキ汁」といった豚肉の汁ものを食べることから、お正月が「豚肉正月(ぶたにくしょうがつ)」と呼ばれるほどの県は、どこでしょう?
- 1鹿児島県
- 2沖縄県
- 3長崎県
こたえ2 沖縄県
解説
沖縄県です。豚は、皮付きの三枚肉を煮こむ「ラフテー」や、内臓の「中身汁」など、余すところなく食べられています。かつては、貧しい庶民が正月を祝うために、大みそかのうちに家畜の豚をさばくのが常でした。
声かけ例
「お正月の朝、食卓に汁ものが出ると、ご家庭では会話がどう弾みましたか?」
声かけ例の使い方
正解を言ったあとに、そのまま読み上げてください。答え合わせで終わらせず、その場の会話につなげるための一言です。 知識を問い直すのではなく、その方の経験を聞く形にしてあります。正解・不正解には触れないので、外した方にも同じように聞けます。
このサイトのクイズは、脳トレや会話のきっかけとして使うものです。認知症の予防や治療の効果をうたうものではありません。