季節のクイズ 3月版 ひな祭りと春のおとずれ
ひな祭り、流しびな、お彼岸のぼたもち、お水取り、潮干狩りなど、3月のレクにそのまま使える季節のクイズです。全10問、全問に声かけ例が付いています。
10問・3択・約20分|全問に声かけ例つき
第1問
春に顔を出す「つくし」。地下でつながっていて、じつはつくしと同じ一つの植物なのはどれでしょう?
- 1ワラビ
- 2スギナ
- 3タンポポ
こたえ2 スギナ
解説
スギナです。スコップで地下茎(ちかけい)を掘り出すと、同じ植物であることが分かります。スギナは日の光で栄養をつくり、つくしは子どもをうむための胞子(ほうし)をつくります。つくしの時期は3月から4月。穂が筆の先のような形をしているので、漢字では「土筆」と書きます。
声かけ例
「春になると、食卓にはどんなものが並ぶようになりましたか?」
第2問
ひな祭りのお吸い物に、はまぐりが使われます。その理由は、はまぐりのどんなところでしょう?
- 1決まった相手の貝がらとしか合わないところ
- 2二枚の貝がらの大きさが違うところ
- 3春にいちばん多くとれるところ
こたえ1 決まった相手の貝がらとしか合わないところ
解説
決まった相手の貝がらとしか合わないからです。ほかのはまぐりのフタとは絶対に合わないところから、女性の貞節(ていせつ)を教える意味で使われるといわれます。ひな祭りのごちそうは、お寿司とはまぐりのお吸い物がつきものとされます。
声かけ例
「三月三日のことで、いまでも目に浮かぶのはどんな場面ですか?」
第3問
ひな祭りのもとになった行事では、草や紙で作った人形に自分の災厄を移しました。そのあと、人形をどうしたでしょう?
- 1土に埋める
- 2火で燃やす
- 3海や川に流す
こたえ3 海や川に流す
解説
海や川に流す行事です。「人形(ひとがた)」「形代(かたしろ)」と呼ぶ素朴な人形に災厄を移して流すお祓いと、平安時代に始まるお人形遊び「ひいな遊び」とが、長い間に結びついたのがいまのひな祭りです。正しくは「上巳(じょうし)の節句」といい、ちょうど桃の季節なので「桃の節句」とも呼ばれます。
声かけ例
「家の人から聞かされた言い伝えで、いまも心に残っているのはどんな話でしたか?」
第4問
江戸の人たちの潮干狩りは、どうやって始めたでしょう?
- 1朝のうちに小舟で沖へ出て、潮が引くのを待った
- 2夕方に浜から歩いて出かけ、手で砂を掘った
- 3夜のうちに網を仕掛けて、朝に引きあげた
こたえ1 朝のうちに小舟で沖へ出て、潮が引くのを待った
解説
朝のうちに小舟を出して沖へ進み、潮が引くのを待ちました。昼ごろに潮が引いて遠浅の干潟ができ、船底が砂地につくと舟を下りて貝を採ります。春の大潮は一年の中でも潮の干満が特に大きくなるため、潮干狩りに向いているのだそうです。
声かけ例
「よく晴れた春の日に外へ出ると、目につくものは何でしたか?」
第5問
春の選抜高校野球。大正13年の第1回大会が開かれたのは、甲子園ではありませんでした。どこの球場でしょう?
- 1大阪
- 2神戸
- 3名古屋
こたえ3 名古屋
解説
名古屋です。大正13年(1924年)4月1日、名古屋市郊外の八事(やごと)にあった山本球場に8校が出場して開幕し、高松商(たかまつしょう)が優勝しました。甲子園が舞台になったのは、翌年の第2回大会からです。
声かけ例
「地元から代表が出たときは、まわりがどんなふうになりましたか?」
第6問
奈良の東大寺二月堂の「お水取り」。3月12日の深夜にくみ上げる「お香水(おこうずい)」は、どこから取るのでしょう?
- 1若草山に降った雪どけの水
- 2二月堂の下の岩から湧き出る水
- 3二月堂の屋根から受けた雨水
こたえ2 二月堂の下の岩から湧き出る水
解説
二月堂の下の岩から湧き出る、神聖な清水です。3月12日の深夜、6人の練行衆(れんぎょうしゅう)が閼伽井屋(あかいや)に向かってこれをくみ、本尊にお供えします。この法要は天平勝宝(てんぴょうしょうほう)4年(752年)から一度も途絶えたことがなく、「不退の行法(ふたいのぎょうほう)」と呼ばれています。
声かけ例
「毎日使う水は、どんなふうにして手に入れていましたか?」
第7問
京都に伝わる「十三まいり」。13歳になった少女が、この日から許されるようになるのは何でしょう?
- 1紅やおしろいをつけること
- 2大人と同じ仕立てのきものを着ること
- 3髪を結い上げること
こたえ2 大人と同じ仕立てのきものを着ること
解説
大人と同じ仕立てのきものを着ることです。十三まいりは、干支(えと)が一巡する13歳になった少年少女が、嵐山の法輪寺(ほうりんじ)の虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)に知恵と福徳を授かりにお参りする行事で、少女はこの日から大人と同じきものが許されました。京都では、大人の仲間入りをする大切な区切りの行事として受け継がれています。
声かけ例
「十三、四のころ、いちばん楽しみにしていたのは何でしたか?」
第8問
鳥取市用瀬(もちがせ)に伝わる「流しびな」。紙のひな人形を何に乗せて送り出すでしょう?
- 1笹の舟
- 2竹のかご
- 3さん俵(さんだわら)
こたえ3 さん俵(さんだわら)
解説
さん俵です。1年間の災厄を移した男女一対の紙雛(かみびな)をさん俵に乗せ、菱餅(ひしもち)や桃の花などを添えて、無病息災や子どもの成長を願って川に流します。用瀬では江戸時代から途切れることなく受け継がれ、国の選択無形民俗文化財になっています。
声かけ例
「遊ばなくなった人形やおもちゃは、そのあとどうなさっていましたか?」
出典: 用瀬の流しびな(鳥取市)
第9問
奈良の薬師寺で3月の終わりに営まれる「花会式(はなえしき)」。7日間、仏さまの前を埋めつくす約1700本の花は、どんな花でしょう?
- 1手作りの造花
- 2毎朝生けかえる生花
- 3檀家から届けられた鉢植え
こたえ1 手作りの造花
解説
手作りの造花です。梅・桃・桜・山吹(やまぶき)・椿・牡丹・藤・百合・杜若(かきつばた)・菊の10種類、約1700本が須弥壇(しゅみだん)を飾ります。堀河天皇が皇后の病気が治った御礼に造花を供えたのが起源とされ、この花会式が終わると大和路(やまとじ)に本格的な春が訪れるといわれます。
声かけ例
「お世話になった方へのお礼には、何を贈っていましたか?」
第10問
春のお彼岸の「ぼたもち」、秋は「おはぎ」。じつは夏と冬の呼び名もありました。夏の呼び名は何でしょう?
- 1朝凪(あさなぎ)
- 2夜船(よふね)
- 3川風(かわかぜ)
こたえ2 夜船(よふね)
解説
夜船です。ぼたもちはおもちと違って杵(きね)でつかず、米をつぶして作ります。だから餅を「つく」音がしません。この「つき知らず」が「着き知らず」になり、夜は船がいつ着いたか分からないことから「夜船」になったのだとか。冬は「つき知らず」が「月知らず」。北の窓から月は見えないので「北窓」と呼ばれたそうです。
声かけ例
「昔から言われていた言い回しで、いまでも口から出てくるのは何ですか?」
声かけ例の使い方
正解を言ったあとに、そのまま読み上げてください。答え合わせで終わらせず、その場の会話につなげるための一言です。 知識を問い直すのではなく、その方の経験を聞く形にしてあります。正解・不正解には触れないので、外した方にも同じように聞けます。
このサイトのクイズは、脳トレや会話のきっかけとして使うものです。認知症の予防や治療の効果をうたうものではありません。