季節のクイズ 6月版 梅雨のころと田植えのころ
蓑と笠、ホタル、茅の輪くぐり、アリジゴク、花田植、時の記念日など、6月のレクにそのまま使える季節のクイズです。全10問、全問に声かけ例が付いています。
10問・3択・約20分|全問に声かけ例つき
第1問
雨具の代表とされた「蓑笠(みのかさ)」。このうち「蓑(みの)」は、何で編まれていたでしょう?
- 1竹の皮
- 2わら
- 3厚い紙
こたえ2 わら
解説
わらです。わらのほか、クグやヒルリといった草でも編みました。体につける雨具で、頭にかぶる「笠(かさ)」と合わせて「蓑笠」と呼ばれ、雨具の代表とされました。笠のほうは、日よけにも使われています。
声かけ例
「雨がひどい日、道を歩くのに何が困りましたか?」
第2問
ゲンジボタルとヘイケボタルの幼虫は、どこで育つでしょう?
- 1水の中
- 2土の中
- 3落ち葉の下
こたえ1 水の中
解説
水の中です。ホタルは世界に約2000種いますが、大部分は一生を陸ですごし、おもにカタツムリの仲間を食べます。幼虫の時代を水中ですごすゲンジボタルとヘイケボタルは、世界でも珍しいホタルなのです。ゲンジボタルの幼虫はきれいな川でカワニナを食べ、ヘイケボタルの幼虫は流れのない沼や水田で育ちます。
声かけ例
「寝苦しい夜は、どんなふうにしてしのいでいましたか?」
第3問
6月の終わりに各地の神社で行われる「夏越(なごし)の祓(はらえ)」。何をくぐって身を清めるでしょう?
- 1竹を組んだ門
- 2藤づるで編んだ輪
- 3茅の輪(ちのわ)
こたえ3 茅の輪(ちのわ)
解説
茅の輪です。6月と12月の晦日(みそか)には、身の不浄をはらい災いを防ぐ「大祓(おおはらえ)」が行われてきました。なかでも6月の夏越の祓として行われる茅の輪くぐりは伝統ある神事とされ、いまも各地の神社で「輪くぐりさん」の行事として親しまれています。
声かけ例
「暑くなるころ、食べ物はどんなふうにして置いていましたか?」
第4問
砂地にすりばち形の穴をほってすむ「アリジゴク」。大きくなると何になるでしょう?
- 1カブトムシ
- 2オニヤンマ
- 3ウスバカゲロウ
こたえ3 ウスバカゲロウ
解説
ウスバカゲロウです。斜面の砂地にあるじょうご形の穴が、アリジゴクのわなです。すべり落ちたアリがはい上がろうとすると、穴の底から砂粒をかけて、底へすべり落とします。カゲロウという名前でも、トンボのようにさなぎにならずに大人になる虫とは違って、さなぎの時期を経る虫です。
声かけ例
「夏になると、どんな怖い話を聞かされましたか?」
第5問
中国山地の村々に伝わる「壬生(みぶ)の花田植(はなたうえ)」。大勢で田植えをするとき、何に合わせて植えたでしょう?
- 1大太鼓や小太鼓の囃子(はやし)
- 2数を数える声
- 3寺の鐘の音
こたえ1 大太鼓や小太鼓の囃子(はやし)
解説
大太鼓や小太鼓の囃子です。中国山地の村々で古くから行われてきた、囃子をともなう共同の田植行事のひとつで、囃子に合わせて早乙女(さおとめ)が苗を植えていきます。国の重要無形民俗文化財で、平成23年(2011年)にはユネスコ無形文化遺産にも記載されました。公開は毎年6月の第1日曜日とされています。
声かけ例
「村や町で大勢が力を合わせるとき、合図はどんなものでしたか?」
第6問
庭によく植えられている「セイヨウアジサイ」。もとは何をもとに改良された花でしょう?
- 1日本のガクアジサイ
- 2中国から来たアジサイ
- 3ヨーロッパの野生のアジサイ
こたえ1 日本のガクアジサイ
解説
日本のガクアジサイです。西洋の名がついていますが、もとは日本の花でした。ガクアジサイは、白く大きく花びらのように見える装飾花が小さな花の集まりを取り囲む形で、そのようすを「額(がく)」になぞらえた名前です。セイヨウアジサイのほうは、ほとんどが装飾花ばかりになっています。
声かけ例
「ご家庭では、垣根や庭木はどんなふうに手入れされていましたか?」
第7問
6月10日は「時の記念日」です。671年のこの日に置かれたのは、どんな時計だったでしょう?
- 1日時計
- 2水時計
- 3砂時計
こたえ2 水時計
解説
水時計です。『日本書紀』には、天智天皇10年の旧暦4月25日、漏刻(ろうこく=水時計)を新しい台に置き、鐘や鼓を打ち鳴らして時を知らせた、と書かれています。この日をいまの暦に直すと671年6月10日にあたることから、大正9年(1920年)に「時の記念日」と定められました。この漏刻は、天皇が皇太子だったころに自ら作ったものだと記されています。
声かけ例
「時計がないとき、時刻の見当はどうやってつけましたか?」
第8問
鳥取県の倉吉(くらよし)地方では、お祝いのときにあるものに魚を入れて届けました。何でしょう?
- 1重箱
- 2魚籠(さかなかご)
- 3角樽(つのだる)
こたえ2 魚籠(さかなかご)
解説
魚籠です。祝儀のさいに、これに魚を入れて届けるならわしがありました。倉吉地方には、花嫁が婿(むこ)の家から贈られた履物と蛇の目傘(じゃのめがさ)を婚礼の日に使うという習わしも伝えられています。
声かけ例
「よそのお宅へ届け物をするときは、何に気をつけていましたか?」
第9問
江戸幕府では6月16日、大名や旗本を大広間に集めて、あるものを配りました。何でしょう?
- 1扇子
- 2酒
- 3菓子
こたえ3 菓子
解説
菓子です。「嘉祥頂戴(かじょうちょうだい)」といい、白木の台に青杉の葉を敷いて菓子を積み、一人一個ずつ取らせたといわれます。もとは西暦848年、仁明天皇が16の数にちなんだ菓子や餅を神前に供え、病をはらい健やかであるようにと祈った古例にちなみます。6月16日が「和菓子の日」とされているのは、この「嘉祥」の行事にちなんだものです。
声かけ例
「子どものころ、一銭や一円で何が買えましたか?」
出典: 和菓子の日(全国和菓子協会)
第10問
田植えが終わったあとに行う「早苗振(さなぶり)」。何が語源とされているでしょう?
- 1田の神(たのかみ)を天に送ること
- 2苗の出来ばえを競うこと
- 3その年の実りを占うこと
こたえ1 田の神(たのかみ)を天に送ること
解説
田の神を天に送ることです。田植えを見守った田の神を天に送る日、田植えを手伝ってくれた方々への感謝をこめた慰労会など、いくつかが語源とされています。秋田県の大曲農業高校では、昭和29年から「早苗振」が続けられてきました。
声かけ例
「行事や集まりのあと、片づけはどんな段取りでしたか?」
声かけ例の使い方
正解を言ったあとに、そのまま読み上げてください。答え合わせで終わらせず、その場の会話につなげるための一言です。 知識を問い直すのではなく、その方の経験を聞く形にしてあります。正解・不正解には触れないので、外した方にも同じように聞けます。
このサイトのクイズは、脳トレや会話のきっかけとして使うものです。認知症の予防や治療の効果をうたうものではありません。