季節のクイズ 8月版 夏祭りと夏の盛り
サルスベリ、ゆかた、ウミガメ、郡上おどり、ラジオ体操、仙台七夕、打ち上げ花火、立佞武多など、8月のレクにそのまま使える季節のクイズです。全10問、全問に声かけ例が付いています。
10問・3択・約20分|全問に声かけ例つき
第1問
夏のあいだ長く咲きつづける「サルスベリ」。この名前は、木のどんなところからついたでしょう?
- 1幹がつるつるしていること
- 2枝が細くしなやかなこと
- 3葉がすべすべしていること
こたえ1 幹がつるつるしていること
解説
幹がつるつるしていることからです。サルスベリは中国南部が原産の落葉高木で、樹皮(じゅひ)がはがれ落ちてツルツルになるため「サルスベリ(猿滑り)」と名づけられました。漢字では「百日紅」と書き、その字のとおり花の咲く時期が長く、7月の中ごろから10月の初めごろまで咲きつづけます。刈りこみにも強いので、庭木としてよく植えられます。
声かけ例
「夏のあいだ、家のまわりでは何にいちばん手がかかっていましたか?」
第2問
夏に着る「ゆかた」。もともとは、どんなときに着るものだったでしょう?
- 1湯あがりのとき
- 2旅に出るとき
- 3田畑(たはた)に出るとき
こたえ1 湯あがりのとき
解説
湯あがりのときです。むかしは「湯帷子(ゆかたびら)」と呼ばれ、公家(くげ)や武家が入浴や湯あがりに湯気をぬぐうために着た、麻の単衣(ひとえ)のことでした。江戸時代の後期になって今の木綿地になり、広く一般に広まったといわれます。大阪府柏原(かしわら)市はゆかた地の染めで知られ、最盛期には全国の生産量の約25パーセントを占めていました。
声かけ例
「よそのお宅を訪ねるときは、ご家庭でどう教えられていましたか?」
第3問
夏の砂浜にあがって卵を産むウミガメ。このとき涙を流しているように見えますが、あれは何でしょう?
- 1目に入った砂をながす涙
- 2卵を産むときだけ出るあぶら
- 3体の外に出している塩分
こたえ3 体の外に出している塩分
解説
体の外に出している塩分です。ウミガメはえさといっしょに海水を少しずつ飲みこんでいて、取りこんだ塩分を出しておかないと体にさわります。そこで目の上にある器官から、塩分を濃くして出しているのです。これは海の中でもいつも出ていますが、卵を産むために陸へあがったときだけ、私たちには涙のように見えます。徳島県美波(みなみ)町の大浜海岸では、毎年5月の中ごろから8月の中ごろにかけて、アカウミガメが卵を産みに上陸します。
声かけ例
「子どものころ、本当だと思っていたことで、あとから違うと分かったのはどんなことでしたか?」
第4問
岐阜県郡上(ぐじょう)市の「郡上おどり」。ひと夏のあいだに、全部で何夜(なんや)おどるでしょう?
- 110夜
- 220夜
- 330夜
こたえ3 30夜
解説
30夜です。郡上おどりは郡上市の夏の風物詩で、ひと夏に30夜にわたって開かれます。郡上市は「日本一のおどりのまち」を名のっています。
声かけ例
「このあたりで人が集まったとき、歌はだれが先に歌い出すものでしたか?」
第5問
夏休みの朝でおなじみの「ラジオ体操」。昭和3年にその放送を始めたのは、次のうちどれでしょう?
- 1近くの町の小学校
- 2保険を扱う役所
- 3地元の新聞社
こたえ2 保険を扱う役所
解説
保険を扱う役所です。昭和3年、当時の逓信省(ていしんしょう)簡易保険局が、日本放送協会の協力を得て「国民保健体操」という名前で始めました。放送が始まったのは昭和3年11月1日です。昭和7年には「ラヂオ体操第2」の放送とともに「夏休み全国ラジオ体操の会」も始まり、家庭にも職場にも広まっていきました。
声かけ例
「ご家庭では、時間に遅れないようにどんな工夫をしていましたか?」
第6問
8月11日は「山の日」です。日本の人工林(じんこうりん)の多くは、植えられてから何年をこえ、木材として使いごろを迎えているでしょう?
- 120年
- 250年
- 3100年
こたえ2 50年
解説
50年です。日本の森林の面積は国土のおよそ3分の2にあたり、そのうち約4割が、人が植えて育てた「人工林」です。その人工林の約6割が51年生以上になり、本格的な利用期を迎えています。森林は木材を送り出すだけでなく、水をたくわえ、土砂くずれを防ぎ、地球の温暖化を防ぐ働きももっています。
声かけ例
「五十年前のこのあたりは、いまとどんなふうに違いましたか?」
出典: 令和7年度 森林・林業白書 概要 第1章 森林の整備・保全(林野庁)「山の日」:山や森林・山村に親しむ(林野庁)
第7問
仙台七夕まつりの「七つ飾り」。つくられるようになったのは、いつごろからといわれるでしょう?
- 1奈良時代
- 2江戸時代
- 3明治時代以降
こたえ3 明治時代以降
解説
明治時代以降といわれます。仙台七夕まつりは毎年8月6日・7日・8日の3日間に行われ、市内には約3000本の笹飾りが立ち並びます。七つ飾りは、紙衣(かみごろも)・巾着(きんちゃく)・短冊・折り鶴・投網(とあみ)・屑篭(くずかご)・吹き流しの七つです。
声かけ例
「ご近所の方のことを、このあたりではどんなふうに呼んでいましたか?」
第8問
打ち上げ花火の「10号玉(ごうだま)」は、尺玉(しゃくだま)とも呼ばれます。玉の直径は約30センチ。では、開いたときの直径はどれくらいでしょう?
- 1約33メートル
- 2約330メートル
- 3約3000メートル
こたえ2 約330メートル
解説
約330メートルです。10号玉は地上約300メートルの高さまで打ち上げられ、そこで直径約330メートルの大輪の花を咲かせます。夜空に丸く広がる花火は「割物(わりもの)」と呼ばれ、日本の花火の特徴とされています。秋田県大仙(だいせん)市の大曲(おおまがり)の割物花火は、平成8年に秋田県の伝統的工芸品に指定されました。
声かけ例
「夏といえば、子どものころの景色では何がいちばん先に目に浮かびますか?」
第9問
江戸時代から何度も流行した朝顔。「青水晶斑入弱渦柳葉淡藤爪覆輪采咲牡丹」のような長い名前がつけられました。この名前を読むと、その朝顔の何が分かるでしょう?
- 1育てた人と土地の名
- 2葉と花の特徴
- 3咲いた日付と鉢(はち)の番号
こたえ2 葉と花の特徴
解説
葉と花の特徴です。江戸時代以降、文化・文政期、嘉永・安政期、明治・大正期など、くりかえし朝顔の流行が訪れ、朝顔には見えないような花や葉をもつ「変化朝顔」が作り出されました。その名前は、葉の色・模様・質・形・茎の形、花の色・模様・花弁(かべん)・咲き方・重ねを順に書き並べたもので、いまの遺伝学から見ても理にかなった名づけ方だといわれています。読みは「あおすいしょうふいりじゃっかやなぎばあわふじつめふくりんさいざきぼたん」です。
声かけ例
「若いころ、これには凝ったというものには、どんなふうに出会いましたか?」
第10問
青森県五所川原(ごしょがわら)市の「立佞武多(たちねぷた)」。明治のころは27メートルもの高さがありましたが、その後小さくなりました。なぜでしょう?
- 1電線が張りめぐらされたから
- 2紙が手に入らなくなったから
- 3担ぎ手が集まらなくなったから
こたえ1 電線が張りめぐらされたから
解説
電線が張りめぐらされたからです。五所川原では明治40年ごろ、高さ15間(約27メートル)に及ぶ「ねぷた」が作られていましたが、電灯線や電話線が張りめぐらされるようになると高さが制限され、小型化していきました。いまの立佞武多は、明治40年代の古い写真を見て復元を試みた有志が平成8年に作ったのが始まりで、平成10年からは運行経路の電灯線・電話線を整理して、市民総ぐるみの夏祭りとして行われています。高さは20メートル以上、重さは16トンあります。
声かけ例
「いまの子どもたちには、このあたりのことをどんなふうに伝えていきたいですか?」
声かけ例の使い方
正解を言ったあとに、そのまま読み上げてください。答え合わせで終わらせず、その場の会話につなげるための一言です。 知識を問い直すのではなく、その方の経験を聞く形にしてあります。正解・不正解には触れないので、外した方にも同じように聞けます。
このサイトのクイズは、脳トレや会話のきっかけとして使うものです。認知症の予防や治療の効果をうたうものではありません。