季節のクイズ 4月版 花まつりと春のにぎわい
花まつりの甘茶、ランドセル、桜の開花、いちご、ツバメ、高山祭など、4月のレクにそのまま使える季節のクイズです。全10問、全問に声かけ例が付いています。
10問・3択・約20分|全問に声かけ例つき
第1問
お釈迦さまの誕生を祝う「花まつり」。お釈迦さまの像に注ぐのは何でしょう?
- 1甘茶(あまちゃ)
- 2白湯(さゆ)
- 3お神酒(おみき)
こたえ1 甘茶(あまちゃ)
解説
甘茶です。正しくは「灌仏会(かんぶつえ)」といい、花まつりとも呼ばれます。お釈迦さまの誕生日とされる旧暦4月8日に、釈迦像に甘茶を注いで礼拝する行事です。広島県立歴史博物館が所蔵する絵には、花まつりの帰り道でしょうか、土瓶(どびん)を提げた幼子が兄に背負われて描かれています。甘茶を持たせてもらったのかもしれません。
声かけ例
「行事の日に子どもへ配られたものといえば、このあたりでは何がありましたか?」
第2問
小学生が背負う「ランドセル」。この言葉は、もともとどこの国の言葉からきているでしょう?
- 1ドイツ
- 2フランス
- 3オランダ
こたえ3 オランダ
解説
オランダです。もとはオランダの軍隊が使っていた四角いかばん「背のう(はいのう)」で、オランダ語の「ランセル」がなまって「ランドセル」になりました。明治10年に開かれた学習院が、「学用品は自分の手で持ってくるべき」として、この背のうを採り入れます。明治20年、伊藤博文(いとうひろぶみ)が箱型のものを献上したのが、いまの形の始まりとされています。
声かけ例
「持ち物に名前を書くときは、どんなふうにしていましたか?」
第3問
桜の開花が発表されるのは、目印になる「標本木(ひょうほんぼく)」の花がどれくらい開いたときでしょう?
- 12〜3輪
- 25〜6輪
- 310輪ほど
こたえ2 5〜6輪
解説
5〜6輪です。気象庁は、花がたくさん咲く種目(さくら)については5〜6輪、それ以外の種目については2〜3輪が開いた状態を「開花」としています。「満開」のほうは、咲きそろったときの約80%以上。大きな木ではひとつ残らず咲いたかどうかは分からないので、人が満開と感じやすいところに線を引いてあります。
声かけ例
「花が咲くのを待つあいだ、まわりではどんな話が出ていましたか?」
第4問
いちごの表面にある小さなつぶつぶ。植物としては、何にあたるでしょう?
- 1小さな種
- 2花のがくの名残
- 3小さな果実
こたえ3 小さな果実
解説
小さな果実です。種はそのつぶつぶの中に入っています。一粒のいちごは、200個から300個の果実が集まった「集合果(しゅうごうか)」。私たちが実だと思って食べている甘いところは、茎の先が膨らんだ「偽果(ぎか)」です。ちなみに、いちごは草の実なので、分類のうえでは野菜にあたり、「果実的野菜」とも呼ばれます。
声かけ例
「小さいころ、大人に聞いても分からなかったのはどんなことでしたか?」
第5問
緑茶・ウーロン茶・紅茶。この3つのもとになる葉について、正しいのはどれでしょう?
- 1同じお茶の葉
- 2それぞれ別の木の葉
- 3お茶の木と桑(くわ)の木の葉
こたえ1 同じお茶の葉
解説
同じお茶の葉です。違うのは作り方のほう。茶の葉の酸化酵素(さんかこうそ)の働きを止めて加工したものが「不発酵茶」で、その代表が緑茶。酵素をある程度働かせるのが「半発酵茶」でウーロン茶、最大限に働かせるのが「発酵茶」で紅茶です。煎茶も玉露も、茶うすでひいた抹茶も、もとは同じ不発酵茶の仲間です。
声かけ例
「一日の仕事がひと区切りつくと、どんなふうに過ごしていましたか?」
第6問
ツバメが巣を作っている家や商店の方に、ツバメをどう思うか聞いた全国調査があります。「歓迎している」と答えた人は、どのくらいだったでしょう?
- 1約4分の1
- 2約半分
- 3約4分の3
こたえ3 約4分の3
解説
約4分の3です。農村部でも都市部でも同じ傾向でした。1997年の「身近な生きもの調査」によるものです。この調査では、約半数の家が「6年以上前から巣を作っている」と答えており、同じ建物に作り続けるツバメが多いことも分かりました。新聞紙やダンボール、傘で糞よけ(ふんよけ)をこしらえたり、落ちてしまった巣を元に戻したりと、巣作りを助ける工夫もたくさん寄せられています。
声かけ例
「家のまわりに住みついていた生きものは、何がいましたか?」
第7問
岐阜県高山市の「春の高山祭」。高さ7〜8メートルもある屋台のなかには、いちばん上の段にこれを備えたものがあります。あやつる姿が飛騨の伝統芸能として知られる、これは何でしょう?
- 1からくり人形
- 2大きな鏡
- 3刺しゅうの幕
こたえ1 からくり人形
解説
からくり人形です。高山祭の屋台は上段・中段・下段に分かれ、全高は7〜8メートル。上段にからくり人形を備えた屋台があり、それを見事にあやつる姿は飛騨の伝統芸能として知られています。中段は屋台ごとに美しい刺しゅうの幕でおおわれ、下段の欄間(らんま)には見事な彫刻がほどこされています。春祭(山王祭)で曳かれるのは日枝神社(ひえじんじゃ)の屋台で、そのうち12基が国の重要有形民俗文化財です。
声かけ例
「子どものころ、動く仕掛けのあるもので面白かったのはどんなものでしたか?」
出典: 高山祭屋台(岐阜県 文化伝承課)
第8問
4月18日は「発明の日」です。日本で最初の特許になった発明は、次のうちどれでしょう?
- 1石けんの作り方
- 2さびを防ぐ塗料
- 3ランプの芯
こたえ2 さびを防ぐ塗料
解説
さびを防ぐ塗料です。明治18年(1885年)7月1日に、東京府の堀田瑞松(ほったずいしょう)が出願しました。同じ年の4月18日に「専売特許条例(せんばいとっきょじょうれい)」が公布されて日本の特許制度が始まったことから、4月18日が「発明の日」と定められています。
声かけ例
「町で見かけた職人さんには、どんな仕事の人がいましたか?」
第9問
京都の洛北(らくほく)に伝わる春の祭り「やすらい花」。行列がかかげて町をめぐるものは何でしょう?
- 1花をのせた大きな輿(こし)
- 2花を飾った柄(え)の長い傘
- 3花をいっぱいに積んだ小舟
こたえ2 花を飾った柄(え)の長い傘
解説
花を飾った柄の長い傘です。「風流傘(ふりゅうがさ)」と呼ばれ、「花傘」ともいいます。桜の咲くころ、シャグマという赤い毛のかぶりものをつけた踊り手が、鉦(かね)や太鼓を打ち鳴らしながら町の辻々で踊ります。春に花が散るとき、悪いものもいっしょに飛び散るという言い伝えから、それを鎮めるために行われるようになった祭りとされています。国の重要無形民俗文化財で、令和4年にはユネスコ無形文化遺産「風流踊(ふりゅうおどり)」の一つになりました。
声かけ例
「笛や太鼓の音が近づいてくると、まわりの人はどうしていましたか?」
第10問
「ネマガリダケ」とも呼ばれる、小ぶりで寒い地域の山野に育つたけのこ。その本当の名前はどれでしょう?
- 1チシマザサ
- 2モウソウチク
- 3クマザサ
こたえ1 チシマザサ
解説
チシマザサです。たけのこは5〜6月に出て、寒い地域の山野に広く分布しています。消費量がいちばん多いのは3〜4月によく出るモウソウチク、えぐみが少なく甘くて歯ざわりのよいのは4〜5月に出るハチクです。
声かけ例
「台所からは、何の音が聞こえてきましたか?」
出典: たけのこ(林野庁)
声かけ例の使い方
正解を言ったあとに、そのまま読み上げてください。答え合わせで終わらせず、その場の会話につなげるための一言です。 知識を問い直すのではなく、その方の経験を聞く形にしてあります。正解・不正解には触れないので、外した方にも同じように聞けます。
このサイトのクイズは、脳トレや会話のきっかけとして使うものです。認知症の予防や治療の効果をうたうものではありません。