連想クイズ
連想クイズ わたしは誰でしょう 手しごとの品と産地
西陣織、有田焼、輪島塗、江戸切子、曲げわっぱ、久留米絣、寄木細工、うちわ、三線、金箔が「わたし」になって、いくつかのヒントで自分のことを話す連想クイズです。ヒントは1つずつ区切って読み上げ、最後まで読んでから選択肢を出すと、途中で分かった方も声を出しやすくなります。かっこの中は読み方です。全10問、全問に声かけ例が付いています。
10問・3択・約20分|全問に声かけ例つき
第1問
わたしは、京都の織物です。名前は、室町時代の応仁の乱(おうにんのらん)のとき、西軍が本陣とした場所に、乱のあと職人が集まって織物をしたことからつきました。先に糸を染めてから、模様を織り出します。わたしは何でしょう?
- 1博多織(はかたおり)
- 2西陣織(にしじんおり)
- 3結城紬(ゆうきつむぎ)
こたえ2 西陣織(にしじんおり)
解説
西陣織です。西陣という名は、応仁の乱のとき西軍が本陣とした場所に、乱のあと職人が集まって織物をしたことから付けられました。先に染めた糸で模様を織り出す紋織物で、着物地や緞帳(どんちょう)などが作られています。
声かけ例
「晴れ着を着る日は、ご家庭ではどんなようすでしたか?」
出典: 西陣織(伝統工芸 青山スクエア)
第2問
わたしは、佐賀県の焼きものです。16世紀の終わりごろ、陶工の李参平(りさんぺい)が、ある山で磁器の原料の陶石を見つけたのが始まりです。日本で最初の磁器といわれています。江戸時代には、オランダ商館を通じて大量に輸出されました。わたしは何でしょう?
- 1伊万里・有田焼(いまり・ありたやき)
- 2九谷焼(くたにやき)
- 3益子焼(ましこやき)
こたえ1 伊万里・有田焼(いまり・ありたやき)
解説
伊万里・有田焼です。陶工の李参平が、有田の泉山で磁器の原料の陶石を見つけたのが始まりとされ、このとき焼かれたものが日本で最初の磁器といわれています。江戸時代にはオランダ商館を通じて大量に輸出されました。
声かけ例
「お客さんが見えると、食卓がいつもと変わったのは、どんなところだったでしょうか?」
第3問
わたしは、石川県の漆器です。壊れやすいところに布を貼り、何回も漆を塗り重ねます。そこに、沈金(ちんきん)や蒔絵(まきえ)の豪華な模様がつけられます。傷んだら修理して、また新品のように使うことができます。わたしは何でしょう?
- 1津軽塗(つがるぬり)
- 2紀州漆器(きしゅうしっき)
- 3輪島塗(わじまぬり)
こたえ3 輪島塗(わじまぬり)
解説
輪島塗です。壊れやすいところに布を貼り、何回も漆を塗り重ねてあり、そこに沈金や蒔絵の豪華な模様がつけられます。傷んだ漆器は修理して、再び新品のように使うことができます。
声かけ例
「お正月には、食卓に並ぶものがいつもとどう変わりましたか?」
出典: 輪島塗(伝統工芸 青山スクエア)
第4問
わたしは、ガラスの器です。金属や砥石の円盤を使って、表面に模様を彫り出します。天保5年(1834年)に、ビードロ屋の加賀屋久兵衛(かがやきゅうべえ)が、英国製のカットグラスをまねて始めたといわれます。いまは、色ガラスの膜をかぶせて削ったものが主流です。わたしは何でしょう?
- 1琉球ガラス(りゅうきゅうがらす)
- 2江戸切子(えどきりこ)
- 3ステンドグラス
こたえ2 江戸切子(えどきりこ)
解説
江戸切子です。天保5年(1834年)に、江戸の大伝馬町でビードロ屋を営んでいた加賀屋久兵衛が、英国製のカットグラスをまねてガラスの表面に彫刻を施したのが始まりといわれます。いまは、透明なガラスに色ガラスの膜を被せた「色被せ(いろきせ)」の製品が主流です。
声かけ例
「夏の暑い日の冷たいものは、ご家庭では何を楽しみにしていましたか?」
第5問
わたしは、木でできた、お弁当箱などの器です。天然の秋田杉の薄い板を熱湯につけて軟らかくし、丸くして、重ね合わせたところを桜の皮で縫い止めます。わたしは何でしょう?
- 1重箱(じゅうばこ)
- 2ざる
- 3曲げわっぱ(まげわっぱ)
こたえ3 曲げわっぱ(まげわっぱ)
解説
曲げわっぱです。秋田杉の薄い板を熱湯につけて軟らかくし、曲げて重ね合わせ、桜の皮で縫い止めて作ります。大館城主の佐竹西家が、領内の豊富な森林資源を使って、下級武士たちに副業として作らせたのが始まりとされ、弁当箱やお櫃(ひつ)などが作られています。
声かけ例
「遠足の朝は、ご家庭ではどんなふうでしたか?」
第6問
わたしは、福岡県の木綿(もめん)の織物です。19世紀の初めに、古い木綿の布のかすれた糸をヒントに、12歳の少女が始めたといわれます。糸の段階でくくって染め分け、模様を手で合わせながら織り上げます。わたしは何でしょう?
- 1本場大島紬(ほんばおおしまつむぎ)
- 2久留米絣(くるめがすり)
- 3琉球絣(りゅうきゅうがすり)
こたえ2 久留米絣(くるめがすり)
解説
久留米絣です。19世紀の初めに、古い木綿の布のかすれた糸をヒントに、12歳の少女によって始められたといわれます。糸の段階でくくりによる絣糸を作って染め、絣柄を手で合わせながら織り上げていきます。
声かけ例
「着るものが古くなったとき、ご家庭ではどうされていたでしょうか?」
第7問
わたしは、木の細工です。種類のちがう木の、自然の色合いを生かして、幾何学(きかがく)の模様をあらわします。江戸時代の後期に、畑宿(はたじゅく)という土地で始まりました。わたしは何でしょう?
- 1寄木細工(よせぎざいく)
- 2竹細工(たけざいく)
- 3組子細工(くみこざいく)
こたえ1 寄木細工(よせぎざいく)
解説
寄木細工です。江戸時代の後期に、箱根山の畑宿で始まりました。種類の豊富な木々の自然の色合いを生かして、幾何学の模様を表現します。箱、引き出し、小箪笥(こだんす)、茶托(ちゃたく)などが作られています。
声かけ例
「小さな箱や引き出しには、ご家庭ではどんなものが入っていることが多かったですか?」
第8問
わたしは、夏の道具です。四国の金比羅(こんぴら)参りのおみやげとして考案されました。江戸時代に、丸亀藩(まるがめはん)が藩士の内職としてすすめ、いまも、全国の生産量の約90%を占めています。竹の骨に、和紙を貼って作ります。わたしは何でしょう?
- 1風鈴(ふうりん)
- 2蚊帳(かや)
- 3うちわ
こたえ3 うちわ
解説
うちわです。香川県の丸亀うちわは、金比羅参りのおみやげとして考案され、江戸時代に丸亀藩が藩士の内職としてすすめたことで土台ができました。全国のうちわの生産量の約90%を占めています。骨は竹で作り、和紙を貼ります。
声かけ例
「夏の夕方、涼しくなるために、ご家庭では何から始めましたか?」
第9問
わたしは、沖縄の楽器です。琉球王国の時代に、中国から原型が持ち込まれ、宮廷の楽器として発展しました。その後、庶民にも広まり、いまは民謡やポップスでも欠かせない楽器です。棹(さお)・胴・糸巻きからできています。わたしは何でしょう?
- 1三線(さんしん)
- 2三味線(しゃみせん)
- 3琴(こと)
こたえ1 三線(さんしん)
解説
三線です。琉球王国の時代に中国から原型が持ち込まれ、宮廷楽器として発展し、のちに庶民にも広く普及しました。いまは組踊(くみおどり)や琉球歌劇、民謡、ポップスなど、さまざまな音楽の場面で欠かせない楽器です。
声かけ例
「お祝いの席では、歌が出るのは、どんなときからが多かったですか?」
出典: 三線(伝統工芸 青山スクエア)
第10問
わたしは、金を、とても薄くのばしたものです。厚さは、1ミリの1万分の1か2ほどしかありません。神社やお寺、仏壇、漆器の蒔絵(まきえ)、陶磁器の絵付け、ふすま紙などに使われます。石川県の金沢は、国内でほぼ独占的な産地です。わたしは何でしょう?
- 1金粉(きんぷん)
- 2金箔(きんぱく)
- 3金メッキ(きんめっき)
こたえ2 金箔(きんぱく)
解説
金箔です。金沢箔の金箔は、厚さが1万分の1〜2ミリしかなく、複雑な模様にも箔押しができます。神社やお寺、仏壇仏具、漆器の蒔絵、陶磁器の絵付け、ふすま紙などに使われ、金沢は国内で独占的な産地の地位を保っています。
声かけ例
「お参りに出かけた日は、帰りの楽しみは何だったでしょうか?」
出典: 金沢箔(伝統工芸 青山スクエア)
声かけ例の使い方
正解を言ったあとに、そのまま読み上げてください。答え合わせで終わらせず、その場の会話につなげるための一言です。 知識を問い直すのではなく、その方の経験を聞く形にしてあります。正解・不正解には触れないので、外した方にも同じように聞けます。
このサイトのクイズは、脳トレや会話のきっかけとして使うものです。認知症の予防や治療の効果をうたうものではありません。